基準標本となっている、ムラサキタカネアオヤギソウ

至仏山にて。
 目立つ花ではなかったが、雨に濡れ、妖しさを漂わせる濃い紫の花である。
 至仏山のこの植物の標本が、ラテン語で表わす世界共通の名前を決める際の基準になっているそうだ(これを基準標本と呼ぶ)。
 至仏山の高山植物は豊富で楽しませてくれるが、グローバルスタンダードにもなっている植物がある。
 尾瀬は、守り、引継ぎたい自然である。




   2006.7.25 

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