ハンカチノキ 今が見ごろです
小石川植物園と呼んでいますが、
正式には、「東京大学大学院理学系研究科附属植物園」と呼ぶようです。
今ここでは、「ハンカチノキ」の花が咲いています。
「ハンカチノキ」の案内板に説明されていた内容を転記しました。
ハンカチノキ
Davidia involucrata Baill.
ハンカチノキは中国中部と西南部だけに自生する中国の固有植物で、海抜2000mほどの山地の湿った日当たりの良い斜面などに生育している。
欧米では園芸植物として昔から有名であり、庭木、街路樹として植えられている。
ハンカチノキの名前のもととなった二枚の白いものは花を飾る特殊化した葉であり、植物学科的には苞と呼ばれる。
その下(内側)にある球状のものは花弁のない小さな花の集まり(花序)である。
雄花だけからなる雄花序は花粉を散らした後に苞とともに地面に落ちるが、一個の雌花のまわりを多数の雄花が取り囲んでいる両性の花序は受粉して果実をつける。
花序がこのような特殊な構造をしているためにミズキ科やヌマミズキ科に入れられることもあれば、ただ一種でハンカチノキ科(ダヴィディア科)がつくられることもある。